応募書類が通ってやっとの思いで面接にたどり着いたけど緊張するし、どんな対策をすればいいかわからない、、、
本記事では、転職面接で大切なことを1から10まで徹底的に解説します。特に20代の若手層の転職に効果的な方法ですので最後までしっかり読んで内定をもぎ取りましょう!
これは絶対に知っておいた方がいい!転職面接で大切な考え方5選
まず、転職面接を受ける前にぜひとも押さえてもらいたい考え方が5つあります。
この考え方を持ったうえで面接準備を進めると、面接の通過率が格段にあがり内定に近づくこと間違いなしです。書類選考を通ったならば、企業側は話は聞いてみたいと思ってくれています。経験の少ない20代だからこそしっかり準備して臨めば内定を獲得することができます。面接で他の候補者と差をつけられる考え方は以下の通りです。
偉そうに格言チックに書いてしまいましたが、どれも非常に重要な考え方になります。それぞれ順番に見ていきましょう!
転職面接で大切な考え方(1):終始”一貫性”を大切にせよ
まず、初めに紹介したい考え方が”一貫性”を大切にすることです。この一貫性をどれだけ演出できるかが面接を突破できるかどうかの分かれ道になります。
面接官があらゆる角度であなたを見た時に違和感がなく、この人だったら大丈夫だと納得してもらえた人が内定を獲得できます。
面接で様々な質問を投げかけてくるのは、疑問点や違和感がないか?を確認する行為だといってもよいでしょう。面接官からの問いかけに対してうまく打ち返せるように準備をすることが大切です。
一貫性が大切なのはよくわかったけど具体的にはどう対策を練っていけばいいのかわからないよ
一貫性は書類選考~面接であなたが発するあらゆるメッセージで保っておく必要があります。具体的には以下のポイントを押さえるのが重要です!
内定を獲得したいのであればこれらの項目ついて滞りなく、つなげて考えられている必要があります。もちろん、面接は書類を提出してある状態ですから、書類の時点でここまで一貫性をもって回答できるように整理しておくべきです。
そのためにも応募する前に自己分析を徹底的にやりこむことで転職の軸(自分の価値観)と自分の強み、やりたいことを明確にすることが重要です。
そのうえで、自分の経験や強みを活かせるかつ転職の軸とやりたいことを満たせるような企業をある程度分析しておくのです。
この一貫性を演出するためには徹底的に自己分析をやり切ったうえで徹底的に企業分析をやるべきなのです。そこまでは非常に骨の折れる作業ですがここをしっかりやりこめば、応募から面接は冗談抜きで1か月程度で終わります!一貫性が取れていないのであれば、まだ転職するには時期尚早なのかもしれません。部署異動を考えたり、独学したり、資格を取ったり行動を起こしてから再度チャレンジもありです。(できるだけ早く行動を!)
別の質問で同じような回答になってしまってよいのだろうか?と心配する方もいるかもしれませんが、それで大丈夫です。一貫性が保たれているので自信をもって面接に臨んでください!逆にバラバラな回答になってしまう人は要注意です。
また、1次面接で言っていることと2次面接でいってることが違ったり、書類に書いてあること違ったりするのも一貫性がとれていないのでNGです。一貫性があることを証明するゲームだと思って準備を万全い整えましょう。
転職面接で大切な考え方(2):応募ポジションの背景まで考え、自分の強みをアピールせよ
次に大切な考え方として、応募ポジションの募集背景を押さえることがあります。
募集背景は一般的に以下の2つがあります。
- 空いた欠員を補充するため
- 事業拡大のための要員確保
まず、「空いた欠員を補充するため」の場合はそのポジションに該当する即戦力が求められます。
すなわちすぐに立ち上がって業務を回せる人が求められるので、業界職種が同じだったりする方が採用されやすいです。
またこのような募集背景の場合、誰かが退職した結果できたポジションなので激務であったり、人間関係が複雑だったりする可能性がありますのでフィットするポジションであれば応募してみてもよいですが、あまりおすすめできません。
後者の「事業拡大のための要員確保」の場合は、若手の転職にぴったりです。
というのも、人員を拡大するために即戦力はもちろん好まれますが、ポテンシャルのある若手を採用し、育成して戦力にするパターンもあるからです。
我々が狙うのはこのようなポジションになります。
企業のHPのIR資料等にある中期経営計画等を確認すると、どの領域を拡大するかが書かれておりその領域にマッチしていればチャンスありです。
人材の採用は平たく言えば経営戦略からブレイクダウンしたときのアクションですので、中期経営計画は必ず目を通しておくことをおすすめします。背景を知ったうえで志望動機や強みをアピールが刺さりまくります。
採用背景は求人票や中期経営計画のほかにも、エージェントに直接聞いてみると教えてもらえたりします。いわないと教えてくれない場合もあるので、自分からエージェントに採用背景を聞いてみるのがおすすめです!エージェントを使っていない方は以下の記事を参考に登録してみてください!
転職面接で大切な考え方(3):競合のサービスや企業の違いをインプットし、自分の意見を語れるようになれ
3番目に大切なのが、競合分析と自分なりの意見を持つことです。
これは、なぜその会社を志望したのか?に直結する内容なので非常に重要です。また、自分の中でなぜその企業を選んだのか明確にしておかないと内定をもらった時に承諾するかどうかも迷いが生じてしまいます。
自分の中でその企業を志望した理由を明確化しましょう。そのためにも志望した業界に属する企業の分析とそれぞれの特徴を調べあげましょう。
私の場合はIT企業で自動車業界に強みを持つ企業を中心にリサーチしました。特にコンサルティング業界やSI業界がメインのリサーチ対象です。自動車業界に強みと一口に言ってもそれぞれの会社の得意とする領域が異なるのでしっかりとHPでリサーチすることがおすすめです。
また盲点となりますが、自分の会社が属する業界の現状や将来、プレイヤーの把握もしっかりしておきましょう。どのような会社がどのような立ち位置・関係にあってどのような戦略を持っているのか?を把握しておくことも重要です。
ここまでが企業の違いについての分析になります。
サービスの違いについてはやってみたい領域のサービスを有名なものから手当たり次第使ってみましょう!ユーザー目線で自分だったらこのようにしたいと自分の意見をもつことが重要です。
BtoBの企業のためユーザーとして実際に使えない場合でも、それを使って作られるものを実際に使って比較してみましょう。実際に使ったことがあるのとないのとでは説得力に差が出てくるのです。
企業ごとの特性や得意領域・中期経営計画はもちろんのこと展開しているサービスや製品を実際に使ってみて自分なりの考えや意見を持っておくことが面接を受けるスタートラインです。そこまでやって初めてなぜその会社のそのポジションを志望するのかが言えるのです。
転職面接で大切な考え方(4):面接官の立場を押さえて適切な発言をせよ
4番目に紹介する大切な考え方として面接官の立場が挙げられます。
基本的に面接の選考によって面接官のポジションは次のように決まってきます。
- 1次面接:現場の課長、人事課長
- 2次面接、オファー面談:部長、役員相当、人事部長
なので面接フェーズに合わせた回答や逆質問を用意する必要があります。
1次面接では現場で一緒に働く直属の上司とのやりとりになることが多いです。
すなわち、今手元にある課題を解決できそうな人間か?一緒に仕事して面倒見てみる気持ちになれる人間か?を見ています。自分が上司の目線でみて一緒に仕事をやりたいと思う人のをイメージすればよいでしょう。
他には募集ポジションの職種の理解や自分の経験、強みをポジションの仕事に絡めて話すことができれば突破することができます。
2次面接やオファー面談では役員級の方が出てきます。この場合は会社の中で将来的にどうしたいのか?やビジネス的にどのように拡大することを考えているのか?という視座の高さが必要になります。なので、一次面接で語った内容を踏まえつつ、一段二段高い視点でアピールする必要が出てくるのです。
また役員レベルはその会社のことが大好きです。役員になれる人は仕事に打ち込みまくっているのでライフ=仕事の考え方の方が多いでしょう。つまり、会社へのリスペクトや愛を語りつつ、現状の弱点を看破してその補強に貢献したいのような視点でアピールする必要があるのです。
選考段階に応じてアピール内容の表現の仕方を工夫することが重要です。特に注意してほしいのが逆質問です。質問する相手がどのレイヤーの人間で何を考えている人なのか?ということを考えるとおのずと質問する内容が浮かんでくるはずです。
転職面接で大切な考え方(5):直せるマイナスは絶対に無くすことを徹底せよ
最後に紹介する大切な考え方は、「相手に失礼のないようにすること」です。
当たり前のような内容ですが、これができていないと上で書いたことを押さえていたとしても失敗してしまいます。
先ほども書きましたが、面接してくれる方は普段現場を回して忙しい課長層やその課長層をまとめる部長・役員層です。あなたも仕事で忙しい中面接を準備をして大変なのはもちろんですが、面接官を担っている相手も忙しい中あなたに時間を割いているのです。
この認識を持ったうえで万全の準備を整えて面接に臨みましょう。主に気をつけるべきポイントは以下になります。
あまり難しく考えなくても、しっかりと準備したうえで面接に臨めば失礼に当たることはないと思います。つまり、本ブログで紹介する通り、徹底的に調べ上げて万全の準備を整えればいいのです。なにも調べないままただエントリーしてぶっつけ本番で面接に臨むようなことは絶対NGです!
転職面接の準備の流れ おすすめの方法を紹介
ここからは転職面接の準備の流れを解説します。
面接対策は面接での受け答えを準備することはもちろんですが、そのまえの事前準備が勝敗を分ける大事な要素になります。事前準備から順番に説明していきます!
転職面接の準備(1):自己分析で転職の軸と志望業界・企業・職種を決定
まず転職面接に向けて一番大切になるのが自己分析です。
転職の軸をまず固めないことには、志望理由や退職理由を語ることができません。
また、自己PRと応募ポジションでの活躍イメージを具体化するためには、自分の強みや強みを発揮した前職でのエピソードトークが必要になります。
まずは面接で受け答えするための材料を自己分析を通じて見つける必要があります。焦って企業に応募すると自己分析をおろそかにしてしまいがちですが、かえって遠回りになってしまいます。しっかりと自己分析を実施したうえで企業に応募するようにしましょう!
転職の軸や自分の強みを分析した後は、志望業界や企業、職種について大まかな検討をつけていきます。たとえば、コンサルティング業界で転職の軸が合致していて、ITコンサルタントなら自分の強みを活かせそうとなったときは、コンサルティング業界の業界地図をまずは確認します。
業界地図に載っているような大きな会社については、一通り調べておきましょう。
「○○業界 カオスマップ」と調べるとプレイヤーを調べることができますので、こちらも試してみてください!
できればそれぞれの会社が何に強くて、どのような事業をしているのかを自分で説明できるようになればGoodです。そのために会社のHPのIR情報から中期経営計画を斜め読みしてインプットするのがおすすめです。
その後に他業界で競合になるような事業をやっている業界についてもどうように分析してみましょう。
事業面でもそうですが、給与や福利厚生、ワークライフバランス面も気にする方がよいので、以下の記事で紹介するサイトを参考に確認しておくと安心です。
ここまでやっておけば、自分が入りたい業界や企業がある程度選別することができます。次は希望の企業の求人があるかどうかを確認していきます。
転職面接の準備(2):志望企業の求人があるかを転職エージェントで確認する
続いて、(1)で調べた応募に値する志望企業の求人があるかどうかを転職エージェントに登録して確認します。
この時点で自己分析が終了していることが前提になりますのでまだ完了していない方は(1)に戻ってから(2)に進んでください。その理由は以下の記事で解説していますのでぜひ確認してみてください。
【転職エージェントを利用する際の注意ポイントの記事】
まずは応募するのではなく、求人があるかどうかの確認をするために登録します。エージェントに早く応募しましょうとせかされても自分のペースで求人を確認することを優先してください。
ここの時点でおすすめな転職エージェントは求人数が多い総合型転職エージェントになります。
よく聞くリクルートエージェントやdodaエージェントが該当します。
【リクルートエージェント】
\リクルートエージェントに登録して転職支援サービスを受けてみる/
【dodaエージェント】
\dodaエージェントに登録して転職支援サービスを受けてみる/
この2つのエージェントは働きながら転職活動する人にやさしく土日にサポートしてくれます。また、どちらとも登録することにより求人をほぼほぼ網羅することができます。私が転職活動をしていたときもリクルートにはないが、dodaにはあったりその逆もありましたので両方登録することをおすすめします。ほかのエージェントも気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
登録が完了したら、求人データベースで志望企業の求人があるかどうか探してみてください。
志望企業の求人を見つけられたら、自分の経験や強みが活かせそうなポジションがあるかも合わせて確認しましょう。直接引っかかってこなかったとしても、強みや経験の見せ方でアピールできそうであれば応募可能と判断しても大丈夫です。
転職面接の準備(3):志望企業のポジションに合わせてオリジナルESを書く
転職面接に向けた準備の3番目にあたるのが、オリジナルESを書くことです。
オリジナルESってなんだよとなる方も多いと思いますが、それは本ブログの造語なので仕方ないことです笑
といっても内容は非常にシンプルで、応募書類を書く前に以下3つの設問に対して志望先に提出する気持ちで書いてみるだけで大丈夫です。
このESを用意しておけば、次に作成する応募書類の作成と面接の想定質問への回答がぐっと楽になります。(2),(3)の段階で応募したいと思える企業は多くても5-6社程度だと思うので準備に時間をたっぷり使いましょう。
これらの質問に答えると、なぜこの業界?なぜこの企業?なぜこの職種?がクリアになるとともに、どのようにその企業の当該ポジションで活躍するのか?についても明確にすることができます。
これらを踏まえた上で次の応募書類の作成に移りましょう。
転職面接の準備(4):応募書類作成→添削→応募
オリジナルESを書き終えたら、今度はいよいよ応募書類を書いていきます。
いままでの自己分析、企業分析、オリジナルES、求人票の内容を踏まえてアピールポイントを考えながら応募書類を作成しましょう。作成方法については、以下の記事で詳しく説明しているのでそれぞれ確認してみてください。
【履歴書の書き方】
【職務経歴書の書き方】
職務経歴書の記事を書いてから貼る
応募書類が書き終わったら転職エージェントに添削を依頼しましょう。ここで大切なのは、応募ポジション・企業ごとに応募書類を書くことです。これをあらかじめ転職エージェントに伝えて都度添削してもらえるように要求するのが重要です。添削が終わったらいよいよ応募します。
転職面接の準備(5):書類通過後に面接のよくある質問集に対する答えを作る
応募したポジションの書類が通過した後は、面接でよく聞かれる質問に対する回答を用意します。
面接の流れはどの企業でも同じような流れになります。なので応募企業ごとに以下のよくある質問に対する準備を行えばベースとしてはOKです。気合を入れて準備をしましょう!
上記質問に対して端的に答えらえるように準備しましょう。本記事冒頭で紹介した考え方の観点で”一貫性”を保てるように注意しながら回答を作りこむのが大切です。
また、転職エージェントを利用すれば過去の応募者から面接内容の情報を手に入れることができるのでよくある質問集+過去の質問に対する答えを用意するのも効果的です。
よくある質問集に対して回答を作りこむことができたら、次はその回答に対して面接官視点でツッコミを加えていきます。
転職面接の準備(6):自分なりに回答を突っ込んで深掘り対策をする&逆質問を考える
よくある質問に対して回答を作りこめたら、第三者視点に立ってツッコミを加えてみましょう。
なぜそのように思ったのか?、どのようなきっかけがあって変化があったのか?が面接官としては気になるでしょう。
なのでその視点から見て、自分の回答に対してツッコミを加えてそのツッコミに対する回答をさらにつくるのです。この回答も”一貫性”のある回答が求められるので気を抜いてはいけません。
想定質問の回答に対する質問への回答が準備ができたら、逆質問を考えていきましょう。考え方の項目でも書きましたが、面接の段階によって面接官のポジションが異なるので、彼らのポジションに応じた逆質問を投げかけましょう。1次面接は現場目線、2次・最終面接は経営者目線で質問することが望ましいです。
転職面接の準備(7):面接練習をやりこむ
最後は面接練習を徹底的にやりこむことです。
せっかく回答集を用意しても、うまく面接官にアピールできなければ水の泡になってしまいます。準備してきたことを100%出し切るために面接練習は非常に効果的です。
なかなか時間が取れずに面接練習をおろそかにしてしまう人が多いですが、これはおすすめしません。準備ももちろん重要ですが話しできなければ次はないので面接練習を徹底してください。転職エージェントの模擬面接に申し込めば面接形式を体験できるのでぜひ活用してみてください。
まとめ:転職面接で重要な考え方を押さえたうえで準備を徹底すれば内定に近づける!
いかがでしたでしょうか?
本記事では転職面接で大切な考え方を紹介した後に、転職面接に向けた準備方法について解説しました。
面接は事前準備が勝敗を分ける重要なファクターになります。万全の準備を整えて面接に臨めるように頑張りましょう。しっかり準備すれば本番は意外とあっさり選考を通過して内定をゲットするのも簡単だったりします。
面接が終わった後の流れが気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
本記事が皆さんのお役に立てればうれしいです。
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